婚約指輪、起源はいつ?

その愛の起源は古代ギリシャ

指輪の起源は古代エジプトと言われています。その円形は太陽に象徴されるような、永遠不滅のシンボルとされて来ました。
愛を伝える行為として指輪が贈られるようになったのは古代ギリシャで、愛の証となるような様々な指輪が今でも残っています。
そして婚約の証として指輪を贈る習慣は、その記録から古代ローマ時代に生まれたものとされています。古代ローマでは、指輪を渡すのは結婚する時ではなく婚約の時であり、まして指輪を互いに交換する風習はまだありませんでした。婚約指輪も初めは鉄製であったようですが、その後金の婚約指輪を女性に渡す習慣が生まれます。古代ローマには、自分のイニシャルを指輪に彫り込んで婚約者の女性にプレゼントする風習もありました。
また、16世紀のイギリス、エリザベス一世の頃ですが、婚約指輪は右手にはめ、結婚式当日にはそれを左手にはめ直した、つまり結婚指輪と婚約指輪は同じ物という時代もあったようです。

日本での婚約指輪はいつ頃から?

太古の昔、日本にも指輪があったものの、奈良時代以降はその影をひそめます。私たちにとっておなじみの現在の指輪は、ヨーロッパから伝わったものです。
日本では明治30年代の終わり頃から、結婚指輪の習慣がよく見られるようになって来たようです。この頃の書物にはその記録が残され、キリスト教式の結婚式も紹介されています。また結婚指輪の広告も既にありました。そして結婚指輪の他に、婚約指輪を贈る習慣も、大正末期には始まっていたようです。私たちのご先祖さまにも、きっと婚約指輪にまつわる素敵なドラマがあったに違いありません。
こうして婚約指輪の歴史を辿ってみると、はるばる遠い時代と海を越えて伝わってきたものだけに、ロマンを感じますね。愛する女性にその思いとともに指輪を贈るという素敵な習慣。きっとこれからも大切に受け継がれてくことでしょう。